「じぶんの町を良くするしくみ。」です
『赤い羽根共同募金』は、共同募金の愛称です。
共同募金の歴史
共同募金運動は、戦後間もない昭和22(1947)年に、「国民たすけあい運動」として始まり、80年の間、地域福祉に貢献してきました。当初は、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、社会福祉法に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきました。法律に基づく唯一の募金活動です。
社会の変化の中、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を支援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」として、SDGsが提唱される前から、持続可能な地域社会づくりに取り組んできました。
また、近年頻発する地震や水害などの自然災害の際には、被災地ボランティア活動支援のために、募金の一部を拠出し、被災地の復旧・復興に役立てています。
共同募金のシンボルとして「赤い羽根」を使うようになったのは、第2回目の運動からです。「赤い羽根」には「たすけあい」「思いやり」「しあわせ」の意味が込められていて、寄付をしたことを表す「共同募金」のシンボルとして、幅広く使われてきました。
募金運動期間
毎年、全国で募金運動を行うため、厚生労働大臣の告示によって、募金期間が決められています。平成28年度からは、10月1日から3月31日までの6カ月間が運動期間とされ、全国一斉に行われます。12月中は、県本会が行う「NHK歳末たすけあい」と市町村共同募金委員会が行う「地域歳末たすけあい」も合わせて行われます。
活動の主体
共同募金を実施する主体は、都道府県単位に組織された共同募金会です。大分県共同募金会は、独立した社会福祉法人として、その地域の民意を反映できるよう、地域のさまざまな団体の方々が参画する役員で構成されています。
市町村共同募金委員会は、県共同募金会とともに活動を行い、企業や自治会・町内会・婦人会・民生委員・児童委員など、多様な方々が、募金や運営のボランティアとして参加しています。
市町村共同募金委員会の事務局は、市町村社会福祉協議会(大分市は大分市福祉保健課)の中にあります。社会福祉協議会は、地域福祉の推進を図ることを目的として設立されている社会福祉法人です(社会福祉法第109条)。ともに地域福祉を推進するために連携を図っています。 共同募金は、各地域における福祉ニーズに基づいて、募金を行う「計画募金」です。
